2014年09月17日
『コッペリア』ってなに?
さて、今日は『コッペリア』の紹介をしたいと思います。先日、さかすいの次回演奏会でバレエ音楽『コッペリア』がメインに決まったことは書きましたが、読んでいただけましたか?「まだ見ていないよ~」という方は、ぜひ当ブログの「さかすい演奏会情報」をクリックして過去の記事をご覧下さいね^^
この『コッペリア』という物語、フランス・ロマン派のレオ・ドリーブが作曲したバレエ作品として、1870年にパリのオペラ座で初演されています。なかなか日常生活の中で馴染みの少ないバレエですが、ドイツの小説家E.T.A.ホフマンの『砂男』を基にして台本が作られました。下はDVDのジャケット画像ですが、雰囲気だけでも伝わるでしょうか?さて、それではあらすじを書きたいと思います。

コッペリアはコッペリウス博士の作ったからくり人形の少女ですが、窓辺で本を読む姿は遠目ではとても人形とは分かりません。村の青年フランツは、一見すると可憐な少女に見えるコッペリアの姿が気になって仕方がない様子。恋人のスワルニダはそのフランツの思いに気付いてしまい、やきもちを焼いてしまいます。
そんなある日、博士が家のカギを落としたまま出かけてしまいます。そのカギを使って友人と部屋の中に侵入したスワルニダは、当のコッペリアが人形であることに気付いてしまいます。その後、スワルニダは折り悪く家に戻って来た博士から身を隠しますが、今度はそこに彼氏のフランツが忍び込んで来てしまい博士と鉢合わせ!怒った博士は、フランツから魂を抜いてコッペリアを生きた少女にしようと画策します。しかし、そう上手くいくはずもなく、スワルニダが機転を利かせてコッペリアに成り変わり、博士を散々からかったあげく悪戯を繰り返します。そのうち目を覚ましたフランツは、一部始終を悟りスワルニダと仲直りするのでした。
騒動の後、フランツとスワルニダは村の人に祝福されながら結婚式を挙げます。しかし、スワルニダに人形を壊された博士だけはカンカンで、結婚式の場に怒鳴り込んで来ます。あわや式は大惨事となりかけますが、素直に二人は謝り、また村長のとりなしもあって無事に博士の怒りがとけるのでした。結果、全員参加の盛大な祝宴となり、華やかな踊りが続き幕を下ろします。
少々長くなりましたが、大筋としてこのような物語になっています。喜劇として知られていますが、最後のロマンチック・バレエとも言われる作品です。物語を知ってこそ、音楽はより楽しむことが出来るといいんちょは思っていますので、記事から少しでも興味を持っていただけたらなら嬉しいです。
偶然にもオペラ座繋がりの『コッペリア』ですが、今回の演奏会ではⅠ~Ⅳ楽章までを優雅かつ華麗なる組曲としてお送りします。たまの日常に音楽というスパイスを加えてみませんか?ロマンティックなひと時を心を込めて演出させていただきますので、ぜひ会場に足をお運び下さいね^^
[オーストラリア・バレエ団 Swanilda : Lisa Pavane(再投稿)]

『コッペリア』よりワルツ(http://www.youtube.com/watch?v=lFj27m-TLzg)
※参考にどうぞb
この『コッペリア』という物語、フランス・ロマン派のレオ・ドリーブが作曲したバレエ作品として、1870年にパリのオペラ座で初演されています。なかなか日常生活の中で馴染みの少ないバレエですが、ドイツの小説家E.T.A.ホフマンの『砂男』を基にして台本が作られました。下はDVDのジャケット画像ですが、雰囲気だけでも伝わるでしょうか?さて、それではあらすじを書きたいと思います。


コッペリアはコッペリウス博士の作ったからくり人形の少女ですが、窓辺で本を読む姿は遠目ではとても人形とは分かりません。村の青年フランツは、一見すると可憐な少女に見えるコッペリアの姿が気になって仕方がない様子。恋人のスワルニダはそのフランツの思いに気付いてしまい、やきもちを焼いてしまいます。
そんなある日、博士が家のカギを落としたまま出かけてしまいます。そのカギを使って友人と部屋の中に侵入したスワルニダは、当のコッペリアが人形であることに気付いてしまいます。その後、スワルニダは折り悪く家に戻って来た博士から身を隠しますが、今度はそこに彼氏のフランツが忍び込んで来てしまい博士と鉢合わせ!怒った博士は、フランツから魂を抜いてコッペリアを生きた少女にしようと画策します。しかし、そう上手くいくはずもなく、スワルニダが機転を利かせてコッペリアに成り変わり、博士を散々からかったあげく悪戯を繰り返します。そのうち目を覚ましたフランツは、一部始終を悟りスワルニダと仲直りするのでした。
騒動の後、フランツとスワルニダは村の人に祝福されながら結婚式を挙げます。しかし、スワルニダに人形を壊された博士だけはカンカンで、結婚式の場に怒鳴り込んで来ます。あわや式は大惨事となりかけますが、素直に二人は謝り、また村長のとりなしもあって無事に博士の怒りがとけるのでした。結果、全員参加の盛大な祝宴となり、華やかな踊りが続き幕を下ろします。
少々長くなりましたが、大筋としてこのような物語になっています。喜劇として知られていますが、最後のロマンチック・バレエとも言われる作品です。物語を知ってこそ、音楽はより楽しむことが出来るといいんちょは思っていますので、記事から少しでも興味を持っていただけたらなら嬉しいです。
偶然にもオペラ座繋がりの『コッペリア』ですが、今回の演奏会ではⅠ~Ⅳ楽章までを優雅かつ華麗なる組曲としてお送りします。たまの日常に音楽というスパイスを加えてみませんか?ロマンティックなひと時を心を込めて演出させていただきますので、ぜひ会場に足をお運び下さいね^^
[オーストラリア・バレエ団 Swanilda : Lisa Pavane(再投稿)]

『コッペリア』よりワルツ(http://www.youtube.com/watch?v=lFj27m-TLzg)
※参考にどうぞb
Posted by いいんちょ。 at 18:00│Comments(0)
│さかすい演奏会情報